Mの旅日記 〜アラサー社会人の冒険〜

都会と社会と仕事から逃げるように始めた、アラサー1人旅の記録です

青ヶ島の冒険・2/2 〜360°天の川〜

青ヶ島の2日目(5/4)は予報通りの大雨・突風でした。
僕はこの日帰る予定は無かったですが、八丈島との往復便であるヘリ、船ともに欠航になったそうです。

雨の日は民宿で暇つぶし

雨が降ってしまうと、遠出はできません。
ということで、雨が止むまでは、民宿の中やその近辺で暇つぶし。

民宿の養鶏場

オーナーが鶏に餌をやりに行くとのことで着いていきました。
ここでたくさん卵が取れるのですね。
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ビデオ鑑賞会

養鶏場から帰った後も雨が降っていたので、青ヶ島のビデオ鑑賞会になりました。
テレビの取材がたまに来るそうで、民宿のオーナーもよく取材を受けるそうです。島内では有名人らしいです。
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そして、テレビを見ているうちに、雨が上がり、晴れ間が見えてきました。

島内散歩 パート2

お昼過ぎ、天気が良くなってきたので、再び散歩に出かける計画を立てます。
今度は他の宿の方2名も加わり、島内を一緒に回ることになりました。

大杉

まずは、大杉を目指すことにしました。ここは遭難の危険があるので、ガイドなし&一人で行ってはいけない場所です。
かつて、遭難事故がおき、村人総出で捜索した事件があったそうです。

道中、内輪山が見えました。美しいです。
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大杉が近くなってくると、このようなジャングルです。
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ついに到着。大きいですね。
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丸山

続いて、内輪山である丸山を目指しました。噴火口は、歩いて1周することができます。
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ふれあいサウナ&地熱釜 2回目

再びやってきました。地熱で蒸したじゃがいもとタマネギを、島で作っている「ひんぎゃの塩」で頂きます。美味しい!
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ちょうど日が暮れてきたので、歩いて民宿に戻ります。
さすがにみなさん疲労が見えてきましたが、みんな一緒ということが心強くもあり、険しい道を1時間ほどかけ、民宿に到着するのでした。
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星空鑑賞会

夕食後、村人の方も1名加わり、合計7名で星空鑑賞会に出かけました。
父島の時は、一人で撮影に行ったのでとても怖かったのですが、やはりみんな一緒だと安心して夜道も歩けますし、何より楽しいです!
そして、街灯が少ないので、やはり、星空は綺麗でした(八丈島でもそこそこ綺麗だったのですが、街灯が多いために、星がちゃんと見えません)。

数枚星空の写真を撮った後、ちょっとみんなでワイワイしたいなと思い、あるアイディアが閃きました。
去年、ハワイでマウナケア山のナイトツアーに参加したときに、ガイドさんが星空をバックにした人物写真を撮っていたので、その方法を真似てみることにしました。

しかし、初めてやった撮影法だったので、人の顔が真っ白になってしまい、オバケの撮影会になってしまいました><
でも、かえって、これがけっこうウケて、笑顔や笑い声が溢れていました。良かった!!

みなさん満足できたようで、時間も夜中9時ごろだったので、一旦民宿に戻りました。
しかし、天体写真家である僕は、最高のタイミングが深夜13時ごろに来ることを知っていました。

美しき天の川

仮眠後、ちょうど別の宿の方から一緒に行きたいという連絡が入ったので、深夜13時ごろ、再び星空鑑賞会に出かけました。
そして・・・

最高の星空が見えました!!!
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F1.8・ISO1600・露出30秒・加工なし

年末に、星空が日本No.1の美しさと言われる父島でも星空を見ましたが、それ以上の美しさでした。宇宙の迫力が凄まじかったです。
空の状態もかなり良かったのだと思います。

同時に、この島でのミッションが完了した瞬間でした。
本当は明後日帰る予定でしたが、明日5/5、船の臨時便が来るとのことで、その船で八丈島に戻ることにしました。

日の出

翌日、島での最期の日になりますが、民宿のメンバーで朝日を見に行きました。
少し雲がかかってましたが、ちょうど良いフィルターになり、太陽が半熟卵のようになり、空もとてもキレイでした!
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お別れ

民宿のみなさんとのお別れは寂しいものですね。
一人で行動していたら味わえなかった、いろんな体験があり、青ヶ島の冒険をより一層楽しむことができました。

この日は、少々波が荒れていました。
港に来た船は上下にけっこう揺れていて、何かのアトラクションのようでした。
着岸できずに船が帰ることがあるとの話を聞いていましたが、これは確かに危険だと納得するような着岸でしたね。
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一瞬、帰れるのか心配になりましたが、無事、船に乗り込むことができ、八丈島に帰還。翌日の飛行機で、本土に戻ることができました。

感想

八丈島での滞在を含めると、6泊7日の冒険でした。
途中、帰れなくなる恐怖から青ヶ島への渡航を迷った時もありましたが、運も味方につき、過去最高の充実した旅になりました。

天体写真を通じて、現地の人や旅人と交流できたのも良かったです。
ちょっとハイテクな装備で写真を撮ると、みんな興味持って話しかけてくれたり、写真を見に来たりしてくれます。今回のように、多くの人を喜ばせることができたりもします。
出会った方に撮った写真をあげると、すごく喜んでくれるんですよね。それが自分も嬉しかったりするのです。


国内には、星空が日本No.1の美しさと言われる場所がいくつかあります。父島もそうでした。
実際、どこかNo.1なのかは自分で行ってみないとわかりません。もう少し、国内の星空巡りをして、その後は世界を旅できたら良いなーと思います。