猿島ぶらり旅
星空や自然を求めて辺境の島へはよく行っていたのですが、今回は、都会のぶらり旅的なノリで、東京湾に浮かぶ無人島「猿島」に行ってきました。
猿島とは
歴史
なんと縄文時代から日本人が往来していたようで、江戸・明治の時代には、軍の要塞として利用されていたようです。
なので、砲台跡や煉瓦壁などがあり、史跡(歴史的に価値があると国が指定した遺跡)として認められているそうです。
現在は、「天空の城ラピュタ」を想わせるような場所、「仮面ライダー」の敵ショッカーの基地として撮影に使われた、などで観光地としても有名なようで、夏は海水浴もできるようです。
場所
横須賀にある「三笠桟橋」から、なんと船で10分!
三笠桟橋は、最寄りの横須賀中央駅(京浜急行線)からは、歩いて10分くらいの距離にあります。
ちなみに、新宿から横須賀中央までは、1時間半くらいなので、徒歩と船の移動時間を含めても、2時間以内で猿島に行くことができる距離です。
いざ、猿島へ
ということで、猿島へ向かいます!
三笠桟橋
まずは、電車で横須賀中央駅に向かいます。途中、泉岳寺で乗り継ぎをミスるハプニングがありましたが、無事到着。10分ほど歩いて、三笠桟橋に着きました。
この時、出港10分前だったので、次の出港に回されるかなと思ったのですが、何時の船に乗るかは特に指定されておらず、空きがあれば、いつでも乗れるっぽいです。
船は1時間に1本出ていて、定員オーバーの時は臨時便が出るらしいです。なので、乗り遅れるという心配は特にしなくても大丈夫そう。
ただ、猿島発の最終便が17:00なので、そこだけ注意が必要です。
乗船チケット(大人・往復1500円)を買って、列に並び、無事、13:30の船に乗ることができました。
船からは、すでに猿島が見えています。
到着。
港には、BBQのレンタルや売店、休憩できるスペースがあります。炭の良い匂いがしました。
とりあえず、島を1周する
島の地図。ぐるっと1周できそうです。
入り口が二手に別れていて迷ったのですが、人の流れに沿って、左から回ってみることにしました。
あとは、道に沿って歩いて行きます。
高い煉瓦の壁に囲まれた道が続きます。
何十年もの時を経て、苔やツルなどの緑で覆われたのでしょう。とても風情があって、美しい眺めです!確かに、天空の城ラピュタを彷彿とさせます。
シダ植物なども良い感じに生い茂っています。
トンネル。
砲台跡です。
日蓮洞穴。弥生時代の貝塚が見つかったそうです。ここが折り返し地点になります。
帰りは、自然の中に作られた細めの道が多いです。
途中、写真を撮ったり、遺跡をゆっくり眺めたりしましたが、島を1周するのにかかった時間は30分くらいでした。
都会の散歩コース
今回は、繁忙期じゃなかったこともあり、島の中は比較的静かで、落ち着いて散歩を楽しめました。
特に、煉瓦で作られた要塞跡の道は、自然と同化している景色が美しく、噂通りの見事な散歩コースでした!
都会からもふらっと行ける場所にあるので、都会の喧騒から離れて、散歩を楽しみたい人には良いんじゃないでしょうか。
装備も特にいらず、財布だけあれば十分です。手ぶらで来てる人も何人かいました。
夏になると海水浴客で賑わうので、静かな時を楽しむには、今の時期がちょうど良さそうです。
春の散歩コースとして、ふらっと立ち寄ってみてください!
(ちなみに、猿は島にいません)