Mの旅日記 〜アラサー社会人の冒険〜

都会と社会と仕事から逃げるように始めた、アラサー1人旅の記録です

屋久島の冒険・2/3 〜白谷雲水峡は最高の癒し〜

縄文杉ツアーの翌日は、白谷雲水峡を1日かけて歩きます。
しかし、昨日の縄文杉による足の疲労がとれてません。水ぶくれが3つできていて、足をつくたびに痛みが走ります。

ツアー客と打ち解ける

白谷雲水峡もツアーに参加したのですが、ツアー会社は昨日の縄文杉と同じ「屋久島ガイドクラブ」さんです。
今回は僕を含めて、3名なのですが、偶然にも昨日ツアーで一緒だった方がいて、変な緊張がなかったです。

昨日は、朝早くて眠かったし、外も暗いので、車の中でコミュニケーションとろうと思うテンションではなかったのですが、今日は送迎が7時半ごろで、天気も良かったので、スタート地点に向かう車の中で、旅の話をしたりして、良い感じに盛り上がりました。

心穏やかに、登山スタート!

そうして、昨日とは違った良い感じのテンションの中、トレッキングのスタート地点に着きました。
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良い天気です

昨日は間近で見れませんでしたが、川の水が非常に綺麗です。
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登り始めの入り口でお猿さんが出迎えてくれました。
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しかし、少し気が立っているようでした

ガイドさんも説明してくれたのですが、白谷雲水峡は縄文杉と比べたら、優しい登山で、険しいところも数分しかないとのこと。
また、白谷雲水峡はだいたい平均で4時間で回れるらしいのですが、今回は6時間かけて歩く1日コースなので、ペースも昨日に比べるとゆっくりで、心にゆとりを持てました。

心にゆとりがあると、景色も穏やかに見えてきます。綺麗ですね。
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苔がびっしり生えた岩の中を綺麗な川が流れてます。屋久島は、土というより岩でできた島なので、こういう岩がごろごろあります。
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いくつかの名所

行きの中間地点を過ぎた頃から、撮影スポットがいくつか出てきます。

くぐり杉。木の根の中をくぐって先へ進みます。
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七本杉。これだけ近づける屋久杉は珍しいそうです。並ぶと大きさがわかります。
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苔むす森。だいたいどこも苔は生してるのですが、ここが撮影スポットになっているようです。
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そうして、いくつかの名所を過ぎていくと、感動的なスポットに行き着きます。

太鼓岩

少々険しい道を進んだ後、森が生い茂る中に、大きな岩がポコっと顔をだした場所があります。そこが「太鼓岩」です。その岩に登ると、屋久島の中心部(奥岳)を一望できます。
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多くの登山客がここで一休憩します。休憩というか、ずっとここに居たい気分です。僕もここで30分くらいボーッとしてました。
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ボーッとしたあと、少し下山して、お昼ご飯を食べたのですが、やっぱ美味しいですね!
都会でも、いろんな美味しい料理が食べられるのですが、こういうとこで食べるご飯って、全然料理じゃないんですが、本当に美味しいです。

下山!

昼食後、縄文杉の時とはまた違った気分で(どちらかというと縄文杉の時はつらい気持ちだった…)、スタート地点へ向かいます。
心が晴れやかなのか、見える景色も行きと少し違って見えたります。

苔がほんとうに綺麗で、もふもふです。触ると、猫触ってるみたいです。
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飛流おとし。行きの時は見逃していました。
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2日分の疲労があったので、最後の方はさすがに膝がガクガクで痛かったですが、なんとか戻りました!
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車で戻る途中、サルの親子に遭遇。かわいいですね。
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最後は、同じツアーの方々と一緒に温泉に行き、軽く談笑したあと、それぞれの旅に戻るのでした。
一緒に険しい道を歩んだ人たちとお別れするのって寂しいものですね。
僕は「とまり木」に戻るのですが、こういう時、帰る場所があるっていいなって思いました。それが、人工感あふれる都会の高層マンションでなく、旅人が集う田舎の家であることが、より一層、そう思わせます。

次は、その宿や天体写真について書きますね。

ちなみにですが、僕は縄文杉よりも白谷雲水峡の方が良かったです。
縄文杉トレッキングはけっこうな苦行なのですが、お目当の縄文杉に近づけないので、ちょっと残念感がありました。それに比べて白谷雲水峡は、ゆとりを持って登山でき、屋久杉も間近で見れるので、とても楽しかったです。

なので、天候の都合とかで縄文杉見れなかったとしても、あまりガッカリしなくて良いかも(笑