地球探訪

都会人が行く、地球冒険の旅

小笠原諸島・父島の冒険・4/4 〜島での生活〜

最後に、父島でどんな生活を送っていたのか、簡単に紹介しようと思います。
これから父島への旅行を考えている方は参考にしてみてください。

宿やお店は二見港に集中

父島には、おがさわら丸やははじま丸などの観光船をはじめ、漁師さんの船が停泊する「二見港」があります。物資や食材が集中するので、宿やお店が多く、とても栄えています。
また、小笠原ビジターセンターや小笠原観光協会、ツアー案内所なども徒歩で回れる距離にあり、観光で訪れるほとんどの方は、この二見港界隈に宿泊します。
生活に必要なものも手に入るので、生活に困ることは、まずないでしょう。驚いたことに、4G回線もつながります。

 

山の方にも宿はちらほら

僕の場合は、天体写真を撮る拠点として宿を選ばなければいけないので、街灯の多い二見港ではなく、山の中や麓にある宿が理想です。
そんな宿あるのかなーと思いつつ、ネットで探したところ、ちょうど良さそうな宿がありました。

シャンティ・バンガロー

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天体写真を撮るのもあるのですが、せっかく小笠原に来たので、その固有動物や自然を満喫したかったのです。
なので、あえて栄えている村でなく、人里離れたこの場所を選びました。結果的には、これが大正解でした。
星空が綺麗な小港海岸に徒歩10分で行けるし、庭に生えているタコの木にオガサワラオオコウモリが来るし、メジロやウグイス、ノスリなどの鳥類もたくさん見ることができました。
また、中山峠という見晴らしの良い場所まで、徒歩30分ほどで行けるので、軽めの登山をする感覚で、素晴らしい絶景を見ることができました。

島内の移動

人里離れた場所に泊まる場合、1点注意しなければいけないことがあります。島内の移動です。
島内の移動に便利なのは、レンタカーやレンタバイクです。予算に余裕があれば、自由に移動できるので、早めに予約して確保しておくと良いでしょう。
予算に余裕がない、または、そこまで頻繁に移動しない場合は、村営バスを使うと良いでしょう。ただし、村営バスの走行は8時〜18時の間なので、早朝、夜間の移動ができません。

また、年末年始などの繁忙期は、時刻表が変わります。
なので、現地でバスの時刻表を手に入れるのが吉です。時刻表は、商工観光会館、通称「B-しっぷ」の1階で手に入ります。

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バスの時刻表が手に入る、B-しっぷ。二見港から徒歩で行けます。

僕は、今回一人旅で、島内を頻繁には移動しなかったので、村営バスで十分でした。
ただ、大晦日のカウントダウンパーティーが深夜開催だったので、そちらに行くことはできませんでした。
宿でただ一人、ネズミの鳴き声を聞きながら、年越しを迎えたのでした(涙

飲食店・カフェ・お土産屋さん

夜は、主にスーパーで買ったインスタントを宿で食べていたのですが、昼は村営バスを使って二見港まで行き、飲食店に足を運びました。僕が訪れたお店を紹介します。

ハートロック・カフェ

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父島に到着後、最初に訪れた飲食店です。最終的に2回行くことになります。
島で獲れたオナガザメの肉を使ったサメバーガーが美味しかったです。

PIR HALE

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2番目に訪れたカフェです。
この時だいぶお腹が空いていたので、ボリューミーなパンケーキを頼みました。島の女子高生?がバイトで働いているようです。

波食波食(ぱくぱく)

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父島到着後、カロリーメイトやインスタントなど非常食での生活を続けて3日目、健康的な肉料理を食べたい激しい衝動に駆られます。
バス停を探し、初めて村営バスを使い、地図を見ながら、やっと辿り着いた、最初の定食屋さんです。
メニューを見て、「野菜炒め」に即決。食欲が溜まりに溜まっていたので、超美味かった。

島寿司

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上が島寿司、下がアオウミガメの肉です。美味しいです。

八丈島の郷土料理ですが、小笠原では、サワラを使った島寿司を食べることができます。
今回頂いたのは、「しまかめ」というメニューで、島寿司とアオウミガメ肉のセットです。*1

かがや亭

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島で取れる塩を使ったラーメンです。父島にある、唯一のラーメン店かも?
カウンターがあるので、ひとり旅の方でも安心。

Bonina

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島魚のポキ丼。島魚は島で獲れたカンパチとメジマグロ。ポキはハワイの言葉で、お肉を四角く切ったものを意味します。

父島で食べた、最後の料理です。今回注文した「島魚のポキ丼」は、この島で食べたものの中で一番美味しかった気がします。
カウンターがあるので、ひとり旅の方でも安心。

USK Coffee

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店内はとてもおしゃれ!

シャンティ・バンガローの近くにあった、おしゃれなカフェです。
席の横にある畑で、コーヒーを栽培し、その場で抽出したボニンコーヒーを頂けます。お店の人もとても良い方で、道を教えてくれたり、星空の話をしてくれたりしてくれました。
憩いの場になったので、2回行きました。

MARUHI

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左端に見える白い建物がMARUHI。

お土産やさんです。小笠原のお土産はだいたいここで手に入ります。
今回は、島でとれる南国フルーツを使ったジャムとクッキーを買いました。

ツアー

基本的には、自分の足でいろいろと見て回っていたのですが、2つほどツアーに参加しました。
村営バスで移動しているため、島内を自由に行き来できないので、いずれも、ショートプログラムで、一人参加でも大丈夫そうなツアーを選びました。

小笠原ビジターセンター「ミニ・ガイドウォーク」

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ビジターセンター周辺を散歩しながら、小笠原の自然に関する解説を聞きます。所要時間は40分ほど。
小笠原諸島の概要を知るのにちょうど良かったです。

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また、ビジターセンター内には、小笠原諸島の歴史や自然に関する展示、ビデオがあるので、「小笠原諸島とは何か」を簡潔に把握できるようになっています。
父島に来た際には、ぜひ1度は行くことをオススメします。

ボニンブルーシマ「世界自然遺産の森と展望」

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元日の午後、予定が空いたので、前日に予約の電話をして参加することができました。
ロシア籍のご家族の方、同じ一人旅の方が一緒だったのですが、ガイドの「シマちゃん」のコミュニケーションが上手で、みんなで楽しくツアーに参加することができました。

ガイドが付き添わないと入れない保護地区にも入ることができ、植物を中心に、小笠原の自然について解説してくれました。
植物の固有種と外来種は区別が難しいので、その辺りの解説をしてくれたのも大変良かったです。
また、外来種によって失われつつある小笠原の環境とその保全についても解説してくれ、まさに今、島の人たちが破壊と再生の瀬戸際で戦っている状況を知りました。

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保護区内にある傘山からの眺めは絶景。クジラの潮吹きも見れました。

最後に、おまけで海洋センターにも寄ってくれました。
初日にも一人で訪れたのですが、やはり子供がいると楽しさが違いますね。

もし、父島を訪れる機会がありましたら、ボニンブルーシマのツアー参加してみてください。特にアウトドア派な方にオススメです!

研究施設

父島内には、その貴重な自然や動植物を研究し、保護する施設が複数あります。
どれも無料で見学できるので、ぜひ訪問してみてください。

海洋センター

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センター内の飼育エリアでは、飼育しているウミガメに餌をあげたり、ウミガメと一緒に写真を撮ることができます。
飼育下で成長した子ガメは放流し、ウミガメの生息数の維持に貢献しているとのことです。
初日にブラっと立ち寄ったのですが、元日のツアーでも、ガイドの方と訪れました(解説付きなので得しました)。

小笠原海洋センター

水産センター

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水産資源の保護や養殖、漁業の研究などを行っているそうです。
施設内には小さな水族館があり、小笠原に生息している魚貝類を見学できます。

農業センター

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熱帯・亜熱帯作物の育成や研究を行っています。
マンゴーやヤシの木など、小笠原の植物を見ることができます。センター内は自由に見学できるのですが、一部進入禁止のエリアがあるので、誤って入らないように注意。

島のイベント

僕が滞在した、3/31の大晦日はカウントダウンパーティー、元日は海開きやフラダンス、ウミガメの放流など、各種イベントが開催されていました。
カウントダウンパーティーの方は、夜中の交通手段がなく行けなかったのですが、元日のイベントは参加できました(眺めてるだけでしたが)。

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日本一早い海開きの様子

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フラダンス

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海洋センターで飼育・保護したアオウミガメの放流

日本のお正月とはまるで違う、どちらかというと、ハワイな雰囲気の元日でした。
しかし、小笠原らしさを感じることができました!


以上、4編にわたって、小笠原・父島のレポートをお送りしました。
6泊9日と、かつてなく長い滞在でしたが、その分、十分満喫することができ、多くの発見や学びがありました。

*1:食用として年間135頭までウミガメ漁が認められているそうです