人間探求・地球探訪

by 社会人ときどき心理学者たまに旅人

小笠原諸島・父島の冒険・1/4 〜船上泊から父島へ〜

2015/12/26-21016/1/3の6泊9日の日程で、「東洋のガラパゴス」と呼ばれる小笠原諸島・父島へ行ってきました。

移動手段は定期船「おがさわら丸」

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島への移動は、東京と父島の往復船・おがさわら丸を利用するのが一般的です。
おがさわら丸以外にも移動手段はあるみたいですが、貨物船に相乗りだったり、豪華客船だったりするので、普通に観光するなら、おがさわら丸一択です。
時刻表、運賃、船内図などは小笠原海運のページで確認できます。

僕は修士学生の頃、深海微生物の調査で沖縄沖の鳩間海丘というところに航海に行ったことがあるので、船上泊はそれ以来、実に6年ぶりです。

繁忙期は乗船券の争奪戦

おがさわら丸のチケットですが、普段は、小笠原海運に電話で予約すれば取ることができます。
しかし、ゴールデンウィークやシルバーウィーク、年末年始などの繁忙期では、特定の予約開始日が設けられ、その日の、小笠原海運の営業開始とともに、予約の電話が殺到するのが恒例のようです。

今回は、12月26日東京発・1月2日父島発のチケットを狙い、予約開始日の朝9時過ぎごろに電話をかけたのですが、「ただいま大変混み合っております。しばらく〜・・・」と、見事に繋がりません^ ^;

5回くらい電話しましたが、繋がることはなく、その日は平日だったので、仕事に戻り、お昼に再度電話してやっと繋がりました。
しかし、時すでに遅し、その時僕が予約できたのは、行きのチケットのみで、帰りはキャンセル待ちとなりました。

意外にも、このキャンセル待ちを見事GETできるのですが、その連絡が入ったのは、12月14日、つまり、12月26日に出発する人たちにキャンセル料が発生する1週間前と数日のタイミングでした。

おそらく、予約開始となった時点で、数人分のチケットを予約し、キャンセル料が発生する直前に、余り分をキャンセルするというやり方をしている方がいるのではないかと思います。

なので、もし、繁忙期でキャンセル待ちの状態でも、出発の1、2週間前までは諦めないで待ってみましょう。

酔い止めは搭乗口に並んでいる時に飲むべし

そうして、おがさわら丸の乗船券(自宅に郵送されてきます)を入手し、当日、竹芝客船ターミナルに向かいます。ここで、乗船券と搭乗券を交換します。
搭乗券を受け取ったら、搭乗口前に並びます。列は3列になっていて、搭乗券に書いてある番号が該当する列に並びます。

このあと地獄を味わうことになるのですが、このタイミングで酔い止めを飲んでおくべきでした。
おがさわら丸は大きくて揺れは少ないとあったので、完全に海を舐めた状態で船に乗り込みます。

船酔い地獄を味わう

出航してから2時間ほど経ち、東京湾を抜けた頃でしょうか、波が荒れ始め、船が揺れ出します。
その直前に、船上レストランでうどんを汁ごと平らげ、かつ横になったのも失敗でした。

船が揺れるたびに「うっ・・」と胃から何かがこみ上げてきます。
その度に「寝ろ!」と自分に言い聞かせます。
ここで酔い止めを飲みますが、「うっ・・」が止まりません。
そして、「うっ・・・」がピークになります。

急いで寝床から立ち上がり、トイレにダッシュも間に合わず、なんとトイレ直前で胃から逆流!

しかし、床にぶちまけたら他の乗客にとても冷たい視線を送られるのは間違いないので、それだけは死んでもやらんと思い、口を塞いで最悪の事態は回避(この時、口の中はゲロでパンパン)。
何とか便器に着いて口を開くと同時に、胃が「待ってました!」と言わんばかりに、直前に食べたうどんと汁を全て放り出してきました。

布団で吐くという最悪の事態を回避し、ふぅ・・・と安心したのも束の間、2回目のリバース!
がなぜか、今度は吐血。意味不明です。
冷や汗がダラダラ流れ、下痢にも見舞われます。この時は、トイレで一泊しようとさえ思いました。

揺れが少ない場所は、船の中央

トイレで1時間くらい経ち、酔いは覚めないものの、リバースの気配が消えたので、酔いが覚めそうな場所を探し回ります。
見つけたのが、Cデッキの中央階段と船尾の間にあるソファーで、明らかに船酔いで気分悪そうな人たちが占領していました。

「きっとあそこが酔いに有効な場所に違いない!あそこに座りたい!」と思いつつも、もう占領されているので、その近くの階段に腰を下ろすことにしました。
ここで下を向いて目をつむり、ひたすら時間が経つのを待ちます。
2時間くらい経った頃でしょうか、酔い止めが効き始めました。しかし、リバースで薬を少し出しちゃったのか、完全には覚めません。
しかし、今はひたすらこの場所で耐えるしかありません。

後でわかったのですが、先ほどの船酔い専用(なわけないけど、そう呼ぶことにした)ソファーは、船の縦位置、横位置ともにほぼ中央(やや船尾より)に位置していました。
なので、揺れが少なかったのですね。

行きは、2等船室で雑魚寝

船の宿泊部屋にはグレードがあり、上から、特等、特1等、1等、特2等、2等の5段階に分かれます。
一番下位の2等船室は、雑魚寝部屋で、それより上位は、ドミトリータイプから個室になっていき、テレビやトイレなど備えも充実していきます。
が、もちろんチケット代もその分高くなります。

今回、僕が取れた乗船券は、行きが2等、帰りが1等です。なので、行きは雑魚寝部屋です。
2等の場合、運もあるのですが、僕の布団があったのは、船尾の端の方だったので、比較的揺れやすかったのだと思います。

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2等船室は最も安価な分、窮屈な雑魚寝部屋です。人によっては、広間のソファーだったり、床にビニールシートを敷いて一夜を過ごします。

で、僕は結局、この部屋で一夜を過ごすことはありませんでした。
波が穏やかになり、酔いも少しづつ覚めてきたので、寝床に戻ったのですが、どうも気持ち悪さが抜けず、寝ることができませんでした。

なので、みんなが寝床に戻る頃、船酔い専用ソファーに行き、自分が横になれるスペースがあったので、そのソファーで一夜を過ごしたのでした。

ということで、父島までは最悪の気分で過ごすことになりました。
船で出会いなんてないかなーとか、妄想してましたが、正直それどころではありませんでした。

帰りは、酔い止め飲んで、1等でのんびり

ちなみに、帰りですが、キャンセル待ちで取れた1等船室で過ごしました。清潔感やプライベート感などまるで違います。
みんなで楽しく過ごしたい方は広間やデッキに集まって、旅の話で盛り上がります。

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行きの教訓を生かし、乗船1時間前に酔い止めを飲みます。
その結果、帰りは全く酔わず、食事、睡眠もちゃんと取ることができました。

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行きではほとんど食べられなかった船上レストランの食事。なかなかボリュームがあります。

また、1等船室は、ビデオを見ることができるので、25時間かかる旅の暇つぶしもしやすいです。
今回は「永遠の0」を鑑賞しました。太平洋戦争が題材なのですが、小笠原もその戦争の拠点になっていたので、旅との関連もあり、なかなか良い映画でした。

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行きと違って、帰りはゆっくりのんびりできました。
1等はベッドがそこそこ快適、ビデオが観れる、など利点はありますが、酔い止めさえちゃんと飲めば、個人的には、2等でも過ごせる空間でした。

続いて、父島での星空撮影の話です。
planet-odyssey.hatenablog.jp